【2021年まとめ】京都に移住してみた
あらすじ
いろいろあったけど無事に京都に移住したぞ!
移住から約半年。2021年の年の暮れに移住後の生活を振り返ります。
最初から読む(1話)→
bubuzuke-mogmog.hatenablog.com
京都に引っ越す話(7話)→
bubuzuke-mogmog.hatenablog.com
皆様お久しぶりです。
新生活にかまけてブログをさぼってしまっていたので、年の暮れに2021年まとめとして実際に京都に移住してみたトピックスをまとめてみようと思います。
京都のゴミ収集システム複雑すぎ問題
社会人になって以来、ずっと東京でマンション生活だった僕。
ゴミは24時間捨て放題、燃えるゴミも資源ごみもなんとなくそこらへんにまとめておけば、管理人さんがよろしい感じに捨ててくれるという生活しかしたことがない。
一方、京都ではなんやかんやあって初めての一軒家暮らし。
どこにどうやって捨てに行けばいいのか、引っ越し前から不安で仕方がなかった。
なんせ、市のサイトを調べてみても「詳細は各自治体のルールに従ってください」としか書いてないのだ。
それならと、自治体(京都では町ではなく学区単位で区分けされるらしい)のことを調べようと思っても、サイトはおろか紙媒体の情報すら見つからない。
普通は区役所とかでルールをまとめた冊子をもらえたりするよね?
近所の人に聞いてみたところで、ご近所にはお年寄りしか住んでいない状況。
体系立てて説明するのが下手くそなおじいちゃんから思いつくままに口頭で説明を受けても、情報がいったりきたり過不足ありまくりで、まるで意味が分からない。
必死にメモしながら聞いたところで、その情報が正解なのか否かも確かめようがなく・・・。
そんなこんなで「燃えるごみは〇曜日に自宅の前に置いといてください」って言われたたから信じて自宅の前に出してみたら、指定時間を過ぎてもゴミが回収されないなんて事件も起きた。
(後でわかったことだが、結局これは自分の家にしばらく人が住んでいなかったので、ゴミ収集車の人が巡回の際に見落としただけらしい)
ほとほと困り果てたので、とりあえず区役所のゴミ担当の部署の人のところに直接行って説明してもらうことにした。
本音と建て前が積み重なった説明に困惑
市役所の人のまわりくどい説明をまとめると、以下の通りだった。
・燃えるごみは1日2袋くらいまでにしてください(でも5~6袋でも大丈夫です)
・プラスチックは燃えるゴミとは別の日に回収するので、分けて指定の場所に出してください(でも燃えるゴミで出してもいいです)
・雑がみ回収では段ボールは持って行きませんので、コミュニティ回収に出してください(でも出してあれば持って行きます)
本音と建て前の狭間で戸惑う僕!
まったくこれだから京都は・・・。
とりあえず、(ご近所にどう思われるかどうかはおいといて)収集業者自体は割と柔軟に持って行ってくれることは理解した。
紆余曲折の末、ちゃんとゴミが捨てられるようになったゾ。
テレビ番組が違う
当たり前だが、テレビの放送局が東京と全然違う。
頭では理解していても、体験してみると新鮮である。
まず、関西のどの局が東京のどの局に対応してるのかさっぱりわからない。
Twitterのタイムラインが孤独のグルメの話題で盛り上がってたから、僕も見ようとテレビをつけたら「テレ東ないじゃん!」みたいなことになる。
ちなみに孤独のグルメはテレビ大阪でやってるんだけど、よくよく調べてみたら関東と放映日が違った。今はネットでも見られるからそれほど不便ではないけど、これが地方住みの悲しさか・・・。
あと、スポーツニュースで阪神のことしか話してなくて本当に笑う。
僕の偏見かもしれないけど、露骨に100%阪神でびっくりした
ちなみに僕の地元は埼玉なので西武ライオンズが本拠地だけど、そこまで話題になることはない。
知らない有名人が幅を利かせてる
ある日、同居人ちゃんが「宇都宮まきが結婚したんやって!」って朝から大騒ぎしつつお知らせしてくれた。
どうやらよほどのことのようだが、よくわからない。
誰が結婚したのか名前を聞き返してみたんだけど、聞き返してもやっぱり誰のことかわからない。
どうやら吉本の有名な人?のようで、関西では一大事らしい。
#せやねん から
— せやねん! (@seyanen_mbs) 2021年7月24日
超衝撃㊗️おめでたニュース
せやねん!メンバーの
❤️#宇都宮まき さんと
💚#アキナ山名 さんが
この度、めでたく今日
ご結婚されました✨
もちろん、せやねん!がご縁💘
キッカケは #トミーズ雅 さん
末長くお幸せに😆💕
番組も末長く
よろしくお願いします🌸 pic.twitter.com/26aAZp5kBh
ぼく「どちらさま?」
同居人ちゃん「せやねんの人やで!」
ぼく「せや・・・ねん?」
同居人ちゃん「土曜の昼にやってる情報番組的なやつ」
ぼく「あー、王様のブランチ的なやつか!」
同居人ちゃん「王様のブランチってなに?」
全く嚙み合わなくて笑う。
怒涛の回覧板地獄
先述のとおり、引っ越しにあたり町内会にちゃんと入ることにした。
対応をミスると村八分に合う(と勝手に想像している)京都の恐ろしいご近所づきあいの第一歩である。
最初に回ってくる仕事といえば、そう。回覧板だ。
回覧板なんて子供の頃に見た以来だよ・・・。
ネット全盛の例話の世に、まだ生き残ってるんだね。
この回覧板というやつ、恭しく回ってくる割に内容がまったく薄い。
緊急性も重要性も低く、大概の情報は見ても見なくても生活に支障がない。
2021年で僕が受け取った回覧板の中で、怪文書ランキングNo1だったのは「〇〇の情報は回覧板で回しません」というのが回ってきたこと。
それはもうその時点でその情報をまわしちゃった方が早いのでは?って宇宙猫顔になった。
そのくせ、やたら頻度が高く回ってくる。
特に初めの週は怒涛の勢いで、一週間の間に4回も回覧板がきた。
うちの隣は蕎麦屋さんなので、朝は仕込みで忙しそう、昼は人がたくさん、夜は(当時は緊急事態宣言中だったため)早々に閉めてしまうので空いていないという感じで、お客さんが引いたタイミングを見計らって回しにいくのがとても大変だ。
そういえば12月30日という年の瀬にも空気読まずに回ってきた。
蕎麦屋さんが最も忙しい日である。
そんな日に回覧をまわすのも気が引けるが、ここで留めてしまうと次に渡せるチャンスは正月休み明けとなってしまう。僕が悪者になって留めておけば蕎麦屋さんに余計な手をかけさせずに済むわけだが・・・うーむ。
正解がわからず、未だに回覧板は玄関に置きっぱなしになっている。
とにかく、こんな古いシステムは一刻も早く廃止してほしいものである。
祇園祭にいったぞ!
せっかく京都に住んだので、祇園祭に顔を出した。
今年はコロナ禍のため縮小開催ということだったけど、様々な形をした鉾や山は圧巻だった。
なんか京都の一軒家、玄関先になんかみんな吊るしてるなーとずっと思ってたんだけど、あれ、祇園祭で買える「粽(ちまき)」っていうやつだったんだな!
同居人ちゃんから「祇園祭でちまき買っておいで」って言われたとき、初めは何だか分からずてっきり食べ物のことかと思ってしまったw
玄関に飾ってみた。
これでかなり京都人の仲間入りをしたぞ!!
地蔵盆に初参戦
コロナ禍で様々なイベントが打撃を受けた。
オリンピックの無観客開催に始まり、先の祇園祭の縮小開催など枚挙にいとまがない。
京都も例外でなく、観光客は激減しお祭りやイベントごとは中止か大幅な縮小開催となっていた。
そんなか、なぜか他の祭と違って地域の人たちが断固開催を曲げないイベントがあった。
地蔵盆というやつだ。
(そういえば以前友人も京都独自の風習がある的なこと言ってたな)
スーパーに行けば専用のお菓子コーナーが設けられ、回覧板では「コロナ禍で様々なイベントが縮小されていますけど、地蔵盆はやります」みたいな怪文書まで送られてきた。
いったい何が京都人をそこまで地蔵盆に駆り立てるのか!?
地蔵盆という風習を見たことも聞いたこともない僕は、何が起こるのかサッパリわからないので、町内会長さんのもとへ聞きに行ってみた。
「お寺さんを呼んでお地蔵さんにお経をあげてもらうんです。お菓子とかはこっちで用意するので、参列してくれるだけで良いんで当日の朝に集合してください。」
・・・へぇ~。
実際参列してみたけど、ほんとお坊さんがきてモニョモニョして解散するだけだった。
いったい何が京都人をそこまで地蔵盆に駆り立てるのか!?
結局、2021年は謎のまま終わって行ったのであった。
・・・ということで、語り始めるとエピソードがたくさんですが、全て書いていると2021年も終わってしまうので、いったん締めようかと思います。
みなさん良いお年を!!そして、2022年もよろしくお願いします!
つづく。
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