物件契約が終わったので京都に移住する話
あらすじ
職場がリモートワークを恒久化したので、京都へ移住しようとしている僕。
紆余曲折を経てやっと引っ越すぞ。
最初から読む(1話)→
bubuzuke-mogmog.hatenablog.com
京都移住に向けて準備する話(7話)→
bubuzuke-mogmog.hatenablog.com
新居の掃除をするぞ!
鍵を貰い、やっと大家さんの監視の目がない状態で新居を見ることができた僕は、まず全ての状態をチェックすることにした。
初めにチェックがてら部屋中の写真を撮っておくと、退去時のトラブルが避けられるのでお勧めだ。
今回は戸建てを借りたので、よくマンションを借りるときに管理会社が入れてくれるような業者によるクリーニングが入っていなかった。
契約時にも確認していたので承知の上ではあったのだけど、
いや・・・それにしても、思った以上に汚いな・・・。
大家さん「私が定期的に掃除してたから綺麗です」
僕「そうなんですねー!」
のんきに「そうなんですねー!」とか言ってる場合じゃなかった。
よくよくチェックしてみると、換気扇のフィルタが埃だらけだったり、段差の影が汚れまみれだったりと、「見えてる範囲」と「手の届く範囲」しか掃除されていなかったのが丸わかり。
パッと見大丈夫そうだったので安心してしまったが、契約を遅らせてでも、業者のクリーニングは入れてもらうべきだったと痛感した。
仕方なく自分で大掃除をすることにした僕だった。
全力で防虫するぞ
戸建てのデメリットの中でも一番と言っても過言ではないのが、虫との戦いである。
僕は田舎出身なので、家に虫が出ること自体は慣れっこではあるのだが、それゆえに防虫の大変さをよく知っている。
とにかく部屋中にバルサンを焚き、侵入経路となりそうな隙間を様々なグッズを活用して封鎖。
エアコンのダクトまでしっかり塞ぎ、網戸やベランダに防虫グッズを吊るしまくり、影という影にゴキブリ退治の薬品を置いていく。
科学の力総動員である。
これだけやって、せいぜい効果は数か月といったところなのではあるが・・・
まずはこの夏を乗り切ることが目標だ。
友達にも参戦してもらって大掃除
手の届く範囲から掃除を開始したものの、家が広すぎる&いろいろと汚れすぎていて、とてもじゃないが一人では掃除しきれる気がしない。
同居人ちゃんは、なぜかトイレなどの水回りにだけは強い執念を持って念入りに掃除してくれるものの、基本的に手際が悪いので早々に戦力外通告である。
このままでは埒が明かないので、近所に住む友人を召喚することにした。
なぜか掃除用具フル装備でノリノリで来てくれた友達。
埃だらけの換気扇をバラして洗い、油だらけのシンクを拭き上げ、カビだらけの水回りをカビキラーで退治していく。
更に、すべての畳を水拭きと乾拭きでピカピカにしてくれた。
・・・持つべきものは働き者の友人だな!
仕上げに100万円の机やいらない家電など、大家さんが残置していった邪魔な家具達をバラバラにして収納にぶち込んで
はー、スッキリ!
やっと新居が人が住めるレベルに到達したぞ!
引っ越しの準備をするぞ
部屋の掃除と並行して、引っ越し業者を探すことにした。
埼玉県から京都府への長距離移動なので、それなりに値は張るんだろうなーと思いつつ、いくつかの引っ越し業者に見積もりを依頼してみた。
結果
A社:20万円超
B社:20万円超
C社:20万円超
・・・数万円で済むはずがないとは思っていたが、まさか20万円を超えてくるとは。
さらに、ドラム式洗濯機や有機ELの大型テレビは、保険やら特別料金やらがかかることもあるらしい。
色々交渉をしてみたが、大手はあまり値引きをしてくれなかった。
関西を拠点にするマイナーなC社だけが交渉に乗ってくれて、ちょうど関西から関東への引っ越し案件があるので、その帰りに僕の荷物を載せて帰ってくる形であればコストカットして15万円でやってくれるという連絡があった。日付と時間はC社の指定日になるが、僕としては万々歳だ。指定日が平日であるのも、それはそれで美味しい。
さっそく有給を申請して、C社に申し込みをしたのだった。
荷造りするぞ
今まで住んでいたマンションを引き払うため、埼玉に戻って荷造りを始めた。
6ヶ月ほど住んでいたとは言え、半分以上はワーケーションに出たりしていたので、実際に部屋を使っていたのはトータルでも2~3ヶ月くらい。
さすがにほとんど汚れていなくて、あんまり掃除しなくていいから気が楽である。
そもそも前回の引っ越しから荷解きすら終わっていない箱すらある。そのまま京都に持って行けば良いだけだ。このために荷解きをしていなかったと言っても過言ではない(過言)
僕自身の引っ越し熟練度も上がっているので、とてもスムーズに荷造りが進む。
そんなに短期間でまた引っ越しするのはもったいないと思うかもしれないが、どれだけ短期間でも京都に引っ越した方がコスパが良いんだから困る。引っ越し代とか考えても、すぐに元が取れてしまう計算だ。
唯一心残りがあるとすれば、ネット開通にあれだけの労力を費やしたことである。
なんだったんだあの苦労は・・・。
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新居には大家さんが残置していった(邪魔な)家具があるので、自分が持っている大きくてダサい家具とかはなるべく捨てていくことにした。
まぁ持って行ったとして、共用部に置くと同居人ちゃんから「これはデザインがいけてないから置かないでくれ」と言われるのは目に見えていたし、ご近所への配慮がMAX必要な京都で粗大ゴミを捨てることになるより、適当に捨てられる埼玉で捨てていった方が効率がよさそうだったというのもある。
しかし、3人掛けのソファをひとりで捨てるのは、ちょっとさすがにしんどかった。
同居人ちゃんに掃除の成果として報告したら「ゴリラ・・・?」と怯えられてしまった。
ついに引っ越すぞ
引っ越しは2日間にわたって行われることになった。
まぁ東京から京都へ車で移動するだけで1日仕事だからあたりまえか。
夕方に埼玉で積み込みを行い、翌朝8時に京都の新居に集合というスケジュール。
ずいぶん弾丸スケジュールだなと思ってヒエっとなってたら、埼玉で積み込みしてくれたおっちゃんが
「埼玉から京都まで夜通しトラック走らせたあと、自分が翌朝に荷下ろしも来ます!」
って言っててちょっと引いた。
命を大事にどうぞ。
引っ越しをするぞ
新居の前にトラックを停めようとしたところ、
家の前の道路が狭くてトラックが入れないという罠(京都あるある)にいきなりひっかかった。
仕方ないので、家から30mくらい離れた広い道に停めて、台車で往復してもらった。
引っ越し業者にはあらかじめ伝えてあったんだけど、こんなにも狭いとは思っていなかったようだ。
搬入作業を見守っていた僕だったが、大変すぎて申し訳ねぇという気持ちしかなかった。引っ越し屋のおじさんたち、本当にすまんかった。
搬入作業と並行して、備えつけの冷蔵庫と洗濯機を引き取ってもらった。(大家さんにあらかじめ処分する許可はいただいている)
追加コストはかかったけど、変に個別に粗大ゴミ業者呼ぶより楽でいいよね。
同居人ちゃんの引っ越し
多少ブラックな労働環境も垣間見えたが、なかなか丁寧な引越屋さんだったので、同居人ちゃんの家の引っ越しも同じC社にお願いすることになった。
近距離なので僕の時よりはだいぶ安いけど、それでも3万円。
同じ市内(というか区内)でそんなに取られるのもなんだか癪だが、どれだけ近くても、トラックを出動させるとそのくらい値段がかかるらしい。
こうして僕の引っ越しから数週間後、同居人ちゃんの引っ越しが行われた。
僕のときに担当してくれたおじさん達もメンバーにいたので、思わず「お久しぶりです」ってあいさつした。
僕のときに大型トラックを使えないと学んだおじさんたちは、同居人ちゃんのときは軽トラでピストン輸送するという新技を繰り出してきた。
軽トラならギリ入れると、前回のときに確認していたらしい。
おじさん達からしても数週間ぶりの勝手知ったる現場なので心なしか搬入がしやすそうだ。良かった。僕のときの苦労は無駄ではなかった。
こうして無事に同居人ちゃんの引っ越しも終わり、本格的にルームシェア生活がスタートしたのであった。
つづく。
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~おまけ~
あのツバメは同居人ちゃんの入居と入れ替わるように無事に巣立ちましたとさ。