テレワーク民が東京から京都へ移住する話

生まれも育ちも関東な社畜が、リモートワーク導入をきっかけに京都へ移住してみた。

テレワークになったので京都で物件探しを始めたら、京都の洗礼を受けた話

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あらすじ

勤務先がリモートワークを恒久化したので、京都への移住(+友達とのルームシェア)を検討している僕。

SUUMOとにらめっこしてとても良い一軒家を見つけたから、不動産屋さんに申し込んだよ。

 

最初から読む(1話)→

bubuzuke-mogmog.hatenablog.com

 

前回の記事(4話)→

bubuzuke-mogmog.hatenablog.com

 

物件を申し込んだよ

「この物件とても良いですね!申し込みます!」

思い切りの良さと行動力にはちょっとだけ自信がある僕である。

すぐにTさん(不動産屋のお兄さん・前記事参照)へ申込書を提出した。

すると、運よく一番最初の申込だったようで、仲介業者の方でいったん手続きが終わるまで仮止めをしてくれることになった。

 

まずは保証会社の審査だ。

一般的に、犯罪歴やら滞納歴やら支払い能力の有無やらを審査されると言われている。

犯罪も滞納もしたことはないのでここはまぁ問題ないであろう。

支払能力に関しても、そもそも今埼玉で独り暮らししている物件よりこっちの物件の方が安いくらいなので、通らないはずがない。

案の定、一瞬で審査通過の連絡がきた。

 

あとは一応、貸主(オーナー)が申込書類を確認して、OKしてくれれば住めるとのこと。

そもそも、早く人に貸したくて一度値下げまでしている物件だ。

不動産屋さんとのやりとりもスムーズにこなしているし、保証会社の審査も瞬殺できる程度には社会的信用度のある僕である。

まさか断られる事なんてないだろうし、そろそろ荷物の整理やら、引っ越し業者の選定も考えておかないとな!

 

結果・・・

 

断られましたw

 

・・・え???

 

京都の洗礼

そんな馬鹿な!?

 

僕「えっと・・・どういう理由で断られたかって分かりますか?(震え声)」

 

Tさん「申し上げにくいのですが・・・東京の企業で働いているという環境をご理解いただけなかったみたいで・・・」

 

僕「いやいや、東京の企業とはいえ、テレワークなので出社する必要がないんです」

 

Tさん「もちろん私は理解していますが、貸主さんが頭の堅い方みたいで。

今はコロナだから出社してないだけで、コロナ終わったら東京帰るんですよね?

短い期間で退去されるのはちょっと・・・とのことです」

 

僕「会社の仕組みとして恒久化したので、コロナ終わってもテレワークなんですけど」

 

Tさん「新しい働き方すぎてご理解いただけないようでして・・・。」

 

僕「そもそも物件の契約事項に“6カ月以内の退去には違約金“っていう特約がもともとついてたじゃないですか?たとえば、これを1年や2年縛りとかに伸ばしてもだめなんですか?」

 

Tさん「僕もそれは言ってみたんですけど、結局のところ「東京の会社にお勤め」という時点でちょっと印象が悪かったみたいで・・・。京都に住む理由がわからないと訝しがられてます。」

 

僕「え?結局は”東京の人だからダメ“ってことですか?」

 

Tさん「そんな感じです・・・。」

 

まさかの、「他所さんにはお貸しできまへん」っていう理由だったw

 

社会的信用度で殴り返してみた

僕の所属する会社はいわゆるホールディングスの子会社という形なので、申込書に提出した企業名だけを見ると一般的には通りが悪い。

「よくわからない新興企業がテレワークとかいうさらによくわからない事をしている」のではその反応も納得である。

しかし親会社の企業名であれば、数十年の歴史があり、恐らく誰でも知っているくらいには知名度の高い大企業である。

僕は親会社の方にも兼務という形で籍があって、そっちの名刺も持っている。親会社の名前を出してみると、また信用度が変わるかもしれない。

ついでに言えば僕の社内での立場は、自分の働き方くらい自分で決められる程度には裁量をもった役職者である。

さすがにこの会社名と役職名を出せば、泣く子も黙るのではないか?

 

その日のうちに自分の名刺をTさんに提出して、「立場はしっかりしている人なので、裏切るようなことはしない」事を伝えてもらうよう頼んでみた。

ついでに、意味があるのかはわからないけど、「これが決まったらTさんに寿司おごります」と余計な一言も付け加えてみた。

 

意味なかった

・・・。

 

意味なかった!!www

 

どうやら“東京の企業”という最初の印象の時点で、貸主さんが「NG」モードになってしまったようで、何を言っても聞いてもらえない感じである。

社会的信用度にはちょっと自信があった僕であるが、まさか家を貸してもらうことすらできないとは・・・。

なんという京都みであろうか。

 

たしかに「京都らしいヤバい人がいたらブログにしよう!」なんて考えていたけどさ。

いきなりMAXにヤバいじゃないか!

 

・・・ブログが捗ってしまうではないか。

 

京都の友達曰く

「京都ってみんなこうなの?」

京都で生まれ育って京都で家を買った友達Sに聞いてみた。

 

S「社会的信用度で殴り返すなんて逆効果ですよ!(即答)」

 

そもそも京都人の感覚からすると、創業数十年程度の企業なんてどこの会社も有象無象だそうで。

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とのこと・・・。

 

京都みがすぎんか?

 

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そもそも理屈じゃないんだろうなぁ。

 

こうして、早くも京都移住計画は暗礁に乗り上げたのだった。

つづく。

bubuzuke-mogmog.hatenablog.com

 

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